菱屋カレンブロッグ

【谷町おもしろ履物店のblog】

東京ミッドタウン店リニューアル

 東京ミッドタウン店は2007年3月30日に開業した。丸14年そして15年目に突入だ。自社物件の谷町本店(1999年~)はともかく14年も出店させていただいている、それも東京都港区の一等地で。開店からカレンブロッソ事業部の最重要拠点なのである。ブランドイメージのシンボルだ。  今回の改装では2009年にきーやんさんに描いてもらってしまうまガラス面を取り外しす決断をした。カレンブロッソ=しまうまのイメージを少し薄めてこれから手掛けてる新シリーズに賭ける。そのイメージ訴求の起点とした。風神雷神図屏風に見られるよ

カフェぞうりstory①

1998年PBカレンブロッソ誕生   カレンブロッソのスタートは1998年です。メイン商材は和柄のデザインや素材で作る洋風のバッグでした。プライベートブランドを作るにあたりシンボルになりそうな素材を探していて見つけたのがしまうま柄です。自社の倉庫に眠っていました。先代社長がイタリアに旅行に行ったとき出会ったテキスタイルです。その後デザイナーさんに依頼して鼻緒の図柄用にアレンジしましたが、結局その飛び柄の関係で商品として同一のものが効率的に生産できなくなりお蔵入りになった素材でした。そのしまうま柄で「着物にも

イノベーター

 縁があってアメリカにサーバーを持つOMOISHOPさんとおつきあいをしている。というかそちらのサイトで履物を取り扱っていただいている。さらにオリジナル草履の別注品も納品したところだ。  打ち合わせで来社された時、彼らは自社製品の「草履」をスニーカー代わりに履いていた。曰く「鼻緒付きの草履なんて履く機会がなかったけど、思ったより痛くないもんなんですね」  僕には新鮮だった。アタラシもの好きの若いアンテナが反応してくれたんだ。  半年前の夏、OMOISHOPの塚原さんは阪急メンズ館のPOPUPでうちの草履のこ

産学連携②「面談してきました」

 自然と足指でひっかけてつかむ構造なので、  グリップ力に優れ、運動効果がある。  歩行時のバランス調整にも役立つので姿勢が正され転倒防止につながる。  自然と足裏のアーチ型を形成するので血流や血圧が改善されて、  認知予防につながり冷え性やダイエットの効果が期待できる  「履物」ってどんな形が想像できますか?  そんなほぐし度合いやグリップ力を○○%アップの数値でエビデンスを取ろかっちゅう産学連携プロジェクト、昨日今日とキックオフされております。  2月にできるサンプルを大学さんにお渡しして実験開始。  

類似品コピー案件一つ解決

 EVA式草履は偶然できた。1999年頃に取り扱っていた軽装履きのスポンジ台をEVA素材の台に変えた。2001年のIFFで発表した。もう20年前だ。  発売から数年経ってコピー品が出てきた。意匠権や実用新案を取得しているわけではないので見知らぬコピー品メーカーを「訴えてやる!」ことはできないが、狭い業界なんだし一声かけてくれたら共同開発するなり対策できたのに、しらばっくれたり、開き直られると「ちょー待てよー」という気分になる。  そんな中、マナーの良い類似品メーカーさんが現れた。中国でEVA式草履を生産した

東京ミッドタウン店2代目シンボル!

 2007年3月30日オープンの東京ミッドタウン、の3Fにある直営店。木村英輝さんに2009年に描いていただいたしまうま3匹はお店のシンボルであります。同じフロアーの対面にあるサントリー美術館さんからも見通せるそのアーティスティックな存在感はキーやんさんにその絵を直接ガラス面に描いてもらおうと決めた僕の自慢でもありました。  時は流れて10年。店内のリニューアルを検討していました。しまうま柄でスタートしたブランドでありますが(当時のコンセプトは洋風和装)バッグメインから履物中心に業態も変わり、ちょうど「着物

産学連携①

 Zサンの意匠権と特許の申請は済んでいます。弁理士さんからは特許の方は1年以内に何らかのエビデンスがあると法的拘束力がさらに強固なものになりますとアドバイスをいただいていて、開発当初より血行促進や歩行矯正の効き目が立証されるなんらかのデータを模索しておりました。イメージはZサン使用前使用後のサーモグラフィーの写真です。このコロナ禍の中でよく見かける非接触温度計的なもので実験しても良かったのですが、やはり○○ドクター監修的なフォーマルデータが欲しい。  我ら千里高校の友人にもお医者さんはいるので彼らにお願いし

レザースニーカー #1

 2015年に礫翔さんとの本革素材企画が始まってからずっと靴を作りたいと思ってました。ちょうど奈良の紳士靴メーカーさんとつながってサンプルを作ってもらいました。出来も良くて気に入っていて今でも革靴を履かなければいけないときはそれを履いています。ですが、生産ロットの数量やそれを販売する流通が見通せず小休止アイテムだったんです、紳士靴。  その時もエイや!っと大阪人のやってみなはれ精神で量産しても良かったのですが、どうしてもスニーカーを作りたかった。レザースニーカー。ソールは革ではなくゴム系の履きやすい底素材。

Zサン 伝える§「塚原さん」①「結」

 ヤングチーム(塚原さん、TAROさん)は20歳。僕より33歳年下だ。彼らから見た33歳年上を僕から見ると86歳か。すごい年の差だな。昭和9年生まれ。戦前だ。の人と話してるんだ彼らは。という世代ギャップは僕の中ではあんまりないんよな。新しい商品のアイデアはあります。サンプルもあります。それをブラッシュアップしてください、売り方を考えてくださいというのがオーダーだ。  当初のオーダーはこのやわらか一本下駄をZ世代の方がクールに見えるデザインを考えてだった。ロゴとかも。それがサンプル実験で後発的な発見である「じ

Zサン 伝える§「塚原さん」①「転」

 塚原さんと3度目の打ち合わせの日取りが決まった。アメリカから帰国するTAROさんも同席予定だ。ブランドのロゴをお願いするリモートミーティングではお会いしてるが初対面となる。TAROさんからは郵送してもらっていた「ファーストサンプル以前のモデル」の感想が聞けるはずだ。  そして角社長に無理を言って作ってもらったファーストサンプルを含め4つのサンプルがテーブルに乗った。 ①ビーサンにEVA一本歯をつけた今後の商品化に向けた「自慢の」ファーストサンプル(上の写真) ②ビーサン台に菱屋の鼻緒付きEVA一本歯。 ③