新素材X
2015年の礫翔さんの個展で出会った「箔面」文様は氏が美術工芸品の高精度修復術やアートワークの中から生み出したオリジナル意匠です。400年経って朽ちて美しさを増した箔の再現柄です。 それを見た時、いつものモノづくり魂が顔を出し始めました。まず最初にチャレンジしたのは金箔そのもので履物作りでした。しかしその試作品は「秒で」漉き破れ、路上の水たまりにも完敗。箔が剥がれ落ちました。そうですよね、金箔に厚みがないことを思い知らされましたが、金箔の草履を履くと気分が高揚したのは間違いありません。 それで次にどう